Facility 医療機器について
脳神経外科専門医が、頭痛、めまい、しびれ、もの忘れ等の様々な症状で発症する脳の病気の診療を行います。
当院では各症状の原因として脳の病気が考えられる場合、MRI検査で診断することができます。
MRI検査
当クリニックでは、最新型MRI検査装置(超伝導、1.5テスラ、ECHELON Smart:HITACHI製)を導入しています。高精度の検査を提供できるとともに、静音モードを搭載し、従来のものより静かな環境で検査を行うことが可能となりました。また、放射線を用いないで行う検査のため、安心して検査を受けることができます。
また、頭部MRI検査は随時受けることができ、脳神経外科専門医が診察を行うため、当クリニックで検査結果をお伝えできます。
MRI検査で診断可能な病気
- くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤
- 脳梗塞
- 脳出血
- 脳腫瘍
- 認知症の原因病変
- 頭部・頚部の血管狭窄や閉塞
MRI検査についての注意事項
次のような方は原則として、MRI検査を受けることができません。医師、スタッフに必ず申し出てください。
- 心臓ペースメーカー装着中の方
- 体内に磁性体金属物を有する方
(一部の心臓人工弁・人工関節、手術クリップ、イレズミ色素など) - 妊娠中もしくは、その可能性がある方
- 閉所恐怖症の方
各医療機関の先生方へ
MRI検査のご依頼について
お電話でご予約いただけます。
脳だけではなく、脊髄を含め、整形外科領域など他領域に検査を提供させていただきます。お急ぎの場合はお問い合わせください。
当クリニックは脳神経外科クリニックですが、他領域の検査につきましては、放射線科専門医に読影を依頼していています。そのため、検査画像はCD-ROMで検査当日患者さんにお渡しいたしますが、検査所見は原則として数日後に紹介元医療機関様宛に郵送させて頂きます。
また、認知症の診断支援として頭部MRIでのVSRADによる海馬萎縮の解析を行っております。検査申し込み
当クリニックへお電話下さい。患者さんには、検査当日は予約時間の30分前までに当院へ御来院頂き、保険証と診療情報提供書を持参、呈示頂くようご説明下さい。貴院の診療情報提供書を事前に当クリニックへFAXにてご送信頂ければ助かります。
- TEL 072-295-8341
- FAX 072-295-8343
超音波検査装置
超音波検査(エコー検査)とは、超音波(人間の耳には聞こえない高い周波数の音波)を手のひらサイズの検査機器から体内の検査部位に送り、その反射波から臓器の大きさや形状などを調べる検査です。
また、超音波は人体への影響が少ないことから、検査対象に制限なく誰でも安全に検査を受けることができる検査です。
超音波検査(エコー検査)の特徴
放射線による被曝がないため、体への害はありません。 痛みもなく、検査部位にもよりますが10分〜15分程度で終了する簡単な検査です。
頸動脈の超音波検査(エコー検査)について
頸動脈は、大動脈から頭部へ血液を送る血管のことです。首の部分の頸動脈は脳へ血液を送る「内頸動脈」と、顔の方へ血液を送る「外頸動脈」とあり、それら分かれ道となる部分を『頸動脈分岐部』といい、「動脈硬化」になりやすい部位と言われています。
頸動脈部分のエコー検査「頸動脈エコー」では動脈硬化が原因となる心筋梗塞(しんきんこうそく)や脳梗塞(のうこうそく)、大動脈解離(だいどうみゃくかいり)などの命にかかわる病気が発症する危険度を推測することができます。 また、脳ドックや人間ドックなどでも用いられています。
脳卒中、心臓病、糖尿病、脂質異常症、高血圧、肥満などの方に頚動脈エコーをおすすめしています。
頚動脈エコーで動脈硬化の早期発見を
動脈硬化とは文字通り「動脈が硬くなる」ことで弾力性や柔軟性を失った状態をいいます。動脈に中性脂肪やコレステロールなどがたまることで動脈が詰まったり、硬くなったりします。そのような状態になると、脳梗塞・狭心症・心筋梗塞などになる可能性が高くなります。動脈硬化が進行すると、プラーク(粥腫:かたまり)ができ、そのプラークが剥がれて細い血管を詰まらせる事があります。
頸動脈エコーでは、脳へ血液を送る重要な役割をしている頸動脈を検査することで、特に脳梗塞発症の危険性を事前に知る事ができます。
頸部頸動脈狭窄症とは
頸部頸動脈狭窄症とは、脳に血液を送る血管(頸動脈)の分岐部分が動脈硬化によって狭窄する(狭くなる)疾患のことです。これにより脳への血流量の低下などが生じる、または狭窄部分のプラーク(かたまり)が遊離することで脳梗塞の原因となる場合もあるため、狭窄の程度によっては脳梗塞を予防するために外科的治療が必要となる場合もあります。
頸部頸動脈狭窄症の分類について
頸部頸動脈狭窄症の分類は、「症候性(症状有り)」と「無症候性(症状なし)」に分けられます。
症候性:頸部頸動脈狭窄症が原因となる脳梗塞や一過性虚血発作(TIA)などを生じた場合。
無症候性:頸部頸動脈狭窄症が原因となる症状が無い場合。頸部頸動脈狭窄症の重症度について
- 軽 度狭窄度30~49%
- 中等度狭窄度50~69%
- 高 度狭窄度70%以上
頸部頸動脈狭窄症の診断について
当クリニックでは、上記のような「頸部頸動脈狭窄症」を疑った場合、頸部エコー検査にて狭窄を診断いたします。頸部血管のエコー検査は、身体への負担が非常に少なく、頸動脈壁のプラーク(かたまり)の状態や、狭くなってしまった狭窄部分の血流の速度、血流の方向なども確認することのできる検査です。
頸動脈エコー検査の方法について
頸動脈エコーでは、仰向けの状態で検査を受けます。また、エコーで部位を観察しやすくするため、首にゼリーのついたプローベ(エコー装置)を当てて頸動脈の様子を観察します。
検査を受けやすいように、首を出すことができる服を着ていきましょう。
脈波心電計
心臓から足首までの動脈の硬さを評価し、動脈硬化の早期診断を行います。
レントゲン装置
身体を通過して写真フィルムを感光させることができるレントゲンは医療に欠かせないものです。
単純X線撮影といい、頭蓋骨の骨折など骨の変化をみます。また、頸椎などの脊椎や、健診等で行われるような胸部のレントゲン検査も行います。